こんにちは。愛知県半田市の工務店「アーキスタジオgrow」です。
私たちは地域に根ざした家づくりを通じて、お客様一人ひとりの「理想の暮らし」をカタチにしています。
「家は3回建てないと理想にならない」とよく言われます。
でも、できれば一度で満足のいく家を建てたいですよね。
そのために欠かせないのが「間取り」です。
間取り次第で、暮らしの快適さや家事のしやすさ、将来の安心感までも大きく変わってきます。
半田市を中心に注文住宅を手がけてきたアーキスタジオgrowが、家づくり初心者の方にもわかりやすく「間取りで気をつけたい5つのポイント」をご紹介します。
① ストレスのない毎日をつくる「生活動線」
毎日の朝の支度や洗濯、買い物帰りの荷物運び…。
これらの日常の動きがスムーズにできるかどうかは、間取りで大きく変わります。
実際によくある失敗例としては、
・キッチンと洗濯機が離れていて、家事が二度手間になってしまう
・玄関から冷蔵庫まで距離があり、買ったものを運ぶのが大変
などがあります。
動線には、主に次のような種類があります。
・家事動線:洗濯や料理など家事に関わる移動ルート
・帰宅動線:玄関から家の中への行き来のルート
・来客動線:お客様が訪れたときの動きやすさ
これらそれぞれをイメージしながら、できるだけ無駄のない、ストレスの少ない動線設計を心がけましょう。
お施主様より玄関から最短ルートで冷蔵庫やパントリーに行きたいというお声がありました。共働きで頻繁にスーパーに行くのではなく週に一度か二度お買い物へ行き、まとめ買いをするので、それは確かに重いですよね。建築家はその要望をお伺いし、玄関に続くシューズクロークから直接パントリー、その隣に配置した冷蔵庫へと続く動線を考えました。これぞ最短動線です。
📝ワンポイント:間取り図だけで考えず、朝起きてから寝るまでの生活動線を紙に書き出してみるのがおすすめです。実際の動きを具体的にイメージすることで、気づかなかった問題点も見えてきます。
② “広さ”より“使いやすさ”が決め手の収納計画
家づくりのご相談でよく耳にするのが、
「とにかく収納はたくさん欲しい!」というお声です。
もちろん、収納スペースがたっぷりあるに越したことはありませんが、実はそれ以上に大切なのが、「どこに」「何を」「どうしまうか」という収納の“配置と使い方”です。
ただ広い収納をつくっても、使いにくい場所にあれば物が散らかったり、しまったまま忘れてしまったり…。
暮らしやすさを考えるなら、「必要な場所に必要なだけ」が基本です。
たとえば、こんな収納があると便利です。
・玄関には、靴だけでなくベビーカーやアウトドア用品、雨具などをしまえる土間収納
・キッチンには、食材やストック品をまとめて管理できるパントリー
・リビングには、薬や文房具、日用品をすぐ手に取れるちょっとした収納スペース
また、奥行きが深すぎる収納は“デッドスペース”になりがちなので注意が必要です。
奥にしまったものが取り出しにくく、結局使われずに眠ったままになることも…。
この写真のお宅の奥様はキッチンをこだわられていました。使う場所に最適な収納、という事でカウンターには炊飯器置き場を造作で、ガスコンロ後ろにはパントリーを配置。暮らし方をしっかりヒアリングした上で間取りを作成するので思いが形になります。
★ワンポイント:収納計画を立てるときは、「どこで・何を・どのくらい使うか?」を具体的にイメージしてみましょう。
よく使う物ほど、使う場所のすぐ近くに収納があると暮らしやすくなります。
家族構成や生活スタイルに合わせた“暮らしにフィットする収納”こそ、後悔のない家づくりの大切なポイントです。
③ 快適性と省エネを両立する「断熱性能」
見落としがちですが、間取りと断熱性能は密接な関係にあります。
例えば、南側に大きな窓を設けることで、冬は太陽の光をたっぷり取り入れ、夏は庇や植栽で日差しをコントロールできます。
断熱性能を高めるために考えるべきポイント:
・窓の位置・大きさ・性能
・壁や屋根、床の断熱材
・風通しと冷暖房効率のバランス
断熱性が高ければ、家全体の温度差が少なくなり、ヒートショック対策にもつながります。快適さだけでなく、家族の健康にも関わる大切な視点です。
★ワンポイント:設計段階で“窓の位置と日射”を確認しましょう。パッシブ設計を意識するだけで、断熱性・省エネ性がぐっと高まります。
④ 10年後、20年後も安心できる間取りに
家は、今この瞬間の暮らしだけでなく、10年後、20年後の未来にも寄り添ってくれる存在です。
だからこそ、目の前の生活だけに目を向けるのではなく、将来のライフスタイルの変化にも柔軟に対応できるような間取りにしておくことがとても大切です。
たとえば…
・子どもが小さいうちは広々と使い、成長にあわせて2部屋に仕切れる「フレキシブルな子ども部屋」
・将来、ご両親との同居や介護を見据えた「1階の寝室」は、足腰に負担をかけずに生活できる安心の設計です。
・玄関からリビング、トイレまで段差のない「バリアフリー仕様」は、将来車椅子や介助が必要になったときにも役立ちます。
介護や介助に配慮して「トイレや浴室に余裕をもたせておく」ことで、改修工事の手間や費用もぐっと減らせます。
また、家族の人数や働き方の変化に合わせて部屋の使い方を変えられる間取りにしておけば、長く住み続けられる住まいになります。
このように、暮らしのステージが変わっても、快適に住み続けられる家は、リフォームのコスト削減にもつながり、将来的な安心感にも大きく貢献します。
★ワンポイント:将来の暮らしを想像するために、「20年後の家族構成」や「自分たちの年齢」を一度紙に書き出してみましょう。具体的にイメージすることで、今取り入れておくべき工夫が見えてきます。
家は建てたときが完成ではなく、そこから長い時間を共に過ごす「暮らしの器」です。
だからこそ、「いま快適」だけでなく「これからもずっと快適」な家を目指しましょう。
⑤ 家族らしさを大切にした“理想のカタチ”
最後にお伝えしたいのは、「その家族らしさ」がしっかりと間取りに反映されていることの大切さです。
家づくりでは、効率や機能性ももちろん大切ですが、「自分たちらしい暮らし」ができることこそが、毎日の生活を豊かにしてくれます。
どんなに便利な間取りでも、暮らしていてワクワクしない、気持ちが上がらない家では、だんだんと愛着が薄れてしまうかもしれません。
たとえば…
・料理が好きなご夫婦なら、会話が弾むアイランドキッチンや、パントリー・食器収納を充実させたキッチンまわりの設計。
・在宅ワークが中心の方には、集中しやすく、オンライン会議にも対応できる防音性の高い書斎スペース。
・アウトドアやDIYが趣味の方には、ガレージや土間収納を設けて、道具やアイテムを気軽に使えるような工夫。
・お子さんとの時間を大切にしたい方には、家族の気配が感じられるリビング階段や、遊び場になる畳コーナーなどもおすすめです。
このように、家族のライフスタイルや価値観、過ごしたい時間をしっかりと反映することが、「建ててよかった」と心から思える家づくりにつながります。
📝ワンポイント:家づくりの初めには、ぜひご家族で「こんな暮らしがしたいね」と話し合ってみてください。将来を見据えた小さなこだわりが、毎日の暮らしを大きく変えてくれます。
理想の暮らしは“間取り”から始まる
間取りは、家づくりの土台であり、暮らしの質を左右する大切な要素です。
動線、収納、断熱、将来設計、ライフスタイル…どれもバランスよく取り入れるには、プロの視点が欠かせません。
アーキスタジオgrowでは、建築家が最初から最後まで一貫して担当するので、思いが伝わりやすく、叶えやすいです。半田市を中心に、お客様一人ひとりの“暮らしやすさ”を丁寧に形にしてきました。
「後悔しない家を建てたい」
「使いやすく、長く愛せる間取りにしたい」
そんな想いがある方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
土地の条件やご予算、家族構成に合わせて、世界にひとつだけの家づくりをお手伝いさせていただきます。
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