〜子どもとの時間を、もっと心地よく、もっと笑顔に〜
新しい学習指導要領が始まって数年。
デジタル化が進み、子どもたちの教育環境は私たち親世代とはずいぶん様変わりしています。
たとえば、今の小学校ではタブレット学習が当たり前。
小学1年生から自分で調べて、まとめて、発表までこなします。
私たちの頃は模造紙での発表が定番だったことを思うと、成長スピードにも驚かされますよね。
そんな「イマドキの子育て」。
仕事・家事・育児に追われる毎日の中で、
「子どもがのびのび過ごせる家にしたい」
「つい怒ってしまう自分に落ち込む日もある…」
そんな思いを持つ方も多いのではないでしょうか?
今回は、子どもの心と体の成長を支える家づくりについて、教育界で注目されているキーワードをもとに、具体的な工夫をご紹介します。
1.自己肯定感
「うちの子、自信なさげに見えることがあって心配…」
そんな声をよく耳にします。
子どもの“自己肯定感”は、ありのままの自分を受け入れ、前向きに生きる力の土台です。
家づくりでも、この力を育むことができます。
たとえば、子どもが描いた絵や習字などの作品を飾る専用スペース。
「よくできたね」「がんばったね」と言葉をかけながら、飾る時間もコミュニケーションに。
それが子どもの自信や安心感につながっていきます。
新築の壁に穴を開けるのに抵抗がある方は、マグネットウォールがおすすめ。
廊下や階段の一角に設けて、気軽に作品を飾れるようにすれば、おうちも傷つけずに“成長の記録”を残せます。

また、玄関ニッチや棚に家族写真を飾るのも効果的。
「帰ってくると家族の笑顔が見える」それだけで、子どもは安心します。

2. 国語力を育てる「本のある暮らし」
2. 国語力を育てる「本のある暮らし」
「勉強ができる子に育ってほしい」と願うのは、多くの親に共通する想い。
その中でも、土台となるのが国語力=言葉の力です。
近年、大学入試では「思考力」「表現力」「判断力」など、単なる知識ではなく“自分の考えを持ち、相手に伝える力”が求められるようになっています。
その力を育てるうえで、いちばんの近道が読書です。
文部科学省によると、国語力とは以下のような力の総合です:
・考える力(論理的思考力・問題解決力)
・感じる力(感性・情緒)
・想像する力(他者の立場に立って考える力)
・表す力(自分の考えを言葉にする力)
・国語の知識(語彙・文法など)
・教養・価値観・心の豊かさ
これらを自然と育ててくれるのが、本とのふれあい。
たとえば、物語の中で誰かの気持ちに共感したり、自分とは違う価値観に出会ったりすることで、「感じる力」や「想像する力」が養われていきます。
また、読んだ内容を親子で会話したり、「どんな話だった?」「どこが好きだった?」と聞いてみることで、思考力や表現力も伸ばすことができます。
本は、子どもと親の心をつなぐ“会話のきっかけ”にもなるのです。
◎ 家づくりでできる「読書習慣」のサポート
リビングに本棚を設けて、“本が生活の中にある”感覚をつくる
本は家族の目に触れる場所へ。
絵本や図鑑を、手に取りやすい高さに並べる
「背伸びしないと取れない本棚」ではもったいない。子どもが自分で選べる環境づくりが大切です。
読書用の照明や座れるスペースを用意する
ちょっと腰掛けられるベンチや、窓辺のヌック(読書コーナー)があると、“本を読む時間”が自然と生まれます。
家族みんなが読書を楽しむ姿を見せる
大人が本を楽しむ姿を見せることが、子どもにとって最高の読書教育になります。
◎ 読書は、テスト対策だけじゃない
「本を読む子は学力が高い」とよく言われますが、それは単に知識を増やすからではありません。
自分の頭で考え、違う考え方を受け入れ、人と関わる力が、本には詰まっています。
「静かに読んでいると思ったら、いつの間にか深く考えている」
そんな時間が、子どもの心の中に少しずつ“思考の筋力”を育ててくれます。


3. 体を動かせる「おうちアスレチック」
子どもは本来、遊びの中で体も心も育つ存在です。
公園で思いきり走ったり、木に登ったり、転んだり。
こうした経験が、筋力や運動神経だけでなく、「チャレンジする力」や「達成感」につながっていきます。
でも実際は、毎日公園に連れて行けるわけではありませんよね。
真夏の暑さ、冬の寒さ、親の体力不足や予定の都合…。
「今日はやめておこうか」が続くと、ちょっぴり罪悪感を抱いてしまうことも。
そんな子育て世代の現実をふまえて、家の中でも体を動かせる仕掛け=“おうちアスレチック”が注目されています。
たとえば、
ボルダリングウォール
壁一面にホールドを取り付けて、登って遊べるスペースに。身体のバランス感覚や集中力も育まれます。

滑り台のついたロフトスペース
階段やロフトから直接滑り台で降りられると、子どもは大喜び!毎日の生活が冒険になります。

壁の裏に小さな「隠れ部屋」をつくったり、造作で屋根裏風の空間を設けたり。自分だけの場所があると、創造力や安心感も育ちます。

親の目が届く場所に「安心して遊べる環境」を
アスレチック空間をキッチンやリビングから見える場所につくっておくと、家事をしながらでも子どもを見守れます。
遊んでいる姿が見えると、親も安心ですよね。
また、中庭をリビングに面した場所に設ければ、外遊びがしやすくなります。
砂場やちょっとした菜園をつくって、五感を使った遊びもできるようにするのもおすすめです。
家族の“遊びスタイル”に合わせて間取りを考える
自転車好きなご家庭なら、玄関ホールを広めにとって、自転車やヘルメットを収納できるスペースを。
外遊びが多いなら、シューズクロークにボールや虫かごを収納できる棚を設けて、準備も片付けもスムーズに。
アウトドア派のご家族には、庭とつながる土間スペースや、汚れても気にならない洗い場があると便利です。
遊びを通して育つ「非認知能力」
おうちアスレチックは、単なる“体力づくり”ではありません。
遊びの中で育つのは、こんな力です:
やってみよう!という意欲
失敗してもへこたれない心
創造力や工夫する力
協力や順番を学ぶコミュニケーション力
これらは、いわゆる「非認知能力」と呼ばれ、学力以上に人生を豊かにする力として、近年注目されています。
まとめ
忙しい毎日、家で家族の笑顔を見ることが癒しになり、明日への活力になりますよね。子供たちが成長していく中で家づくりで環境を整えることも私たちがお手伝いできる一つだと感じています。
自己肯定感 → 子どもの作品や家族の思い出を飾る空間を
国語力 → 読書習慣を自然に育む“本のある暮らし”を
体力づくり → 家の中でも元気に遊べる工夫を

アーキスタジオgrowでは、建築家が最初から最後まで一貫して担当するので、思いが伝わりやすく、叶えやすいです。半田市を中心に、お客様一人ひとりの“暮らしやすさ”を丁寧に形にしてきました。
子どもの「今」と「未来」を見守る住まい。
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土地の条件やご予算、家族構成に合わせて、世界にひとつだけの家づくりをお手伝いさせていただきます。
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